“くうめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
空明100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お光ちょうい。内のお光ちょうい」。老夫婦が力の限りこん限り叫ぶ声はいたずら空明くうめいに散ってしまって、あとはただ淼々びょうびょうたる霞が浦の水渦まいて流れるばかり。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)