“ぎやうそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凝息50.0%
戲陽速50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我等は凝息ぎやうそくして行くほどに、一英人の導者と共に歸り來るに逢ひぬ。かれ、汝等の間に英人ありやと問ふに、われ、無しと答ふれば、一聲畜生マレデツトオと叫びて過ぎぬ。
太子は齊から歸ると、側臣の戲陽速ぎやうそくを呼んで事を謀つた。翌日、太子が南子夫人に挨拶に出た時、戲陽速は既に匕首を呑んで室の一隅の幕の陰に隱れてゐた。
盈虚 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)