“きんごい”の漢字の書き方と例文
語句割合
金鯉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さる知人の富家ふかで、お祝いごとがある。それで、めかた十四、五斤の金鯉きんごいを、どうしても十匹ほど入用と、折入っての、頼まれごとさ。弱ったな」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おう、ご厄介だが、世話になるよ。とにかく十ぴき金鯉きんごいを持たなければ、友人のてまえ帰れんからのう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まもなく、宿の板前や男衆に桶をかつがせ、見ごとな金鱗きんりん金鯉きんごい十数ひきをすくい入れて二人は帰ってきた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)