“きょうわらんべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
京童100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、二カ月もせぬうちに、はやくも京童きょうわらんべは伯爵とある貴夫人との仲を、とやかくと伝えるような有様だった。ベエコン老夫人は胸を打たれた。が、深く驚いたわけではなかった。
都では、京童きょうわらんべのこんな落首らくしゅが六条河原に立てられ、六波羅の敗北を、小気味よがる風潮もあったというが、それよりは
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)