“きやうじよ”の漢字の書き方と例文
語句割合
狂女100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ、噫、この『お夏』といふ名も亦、決して初対面の名ではなかつた。矢張自分の記憶の底に沈んで居る石塊いしころの一つの名であつた。そして此名も、たしか或る狂女きやうじよの名であつた様だ。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)