“きくえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
菊枝40.0%
菊栄40.0%
紀久榮20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菊枝きくえはその部分だけ聞いたのだが、なんのために豆腐のかため方などを話しあっているのかわからず
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
後から追つて行くお靜、手には紀久榮きくえの下駄を持つて、これも少し涙ぐんでをります。
お常は斯う行屆いたことを言つて、靜かにまゆを伏せるのでした。お徳とお菊の紀久榮きくえと、それから自分の生んだ子と、三腹の娘に對する氣兼ねや處置振りは、この内儀の半生の苦勞だつたことでせう。