“かんぴ”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

彼の cynic な言語挙動は始終僕に不愉快を感ぜしめるが、とにかく彼も一種の奇峭（きしょう）な性格である。同級の詩人が彼に贈った詩の結句は、竹窓夜静にして韓非（かんぴ）を読むというのであった。

ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) ／森鴎外(著)

器用の堪否（かんぴ）、沙汰もなく

前者は後者をののしって官費（かんぴ）の食客だといい、後者は前者をののしって親のすねかじりだという。

ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) ／佐藤紅緑(著)