“かんすじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疳筋50.0%
癇筋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
周馬も、一時、カッとした疳筋かんすじの血が下がってみれば、もとより、好むところの斬合いではないので、不承不承ふしょうぶしょうに、イヤ、むしろホッとした気持で、お十夜の扱いに任せることになった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
癇筋かんすじをたてながらひょいと敬四郎が足もとをみると、坂の曲がりかどの、青葉が暗くおい茂った下に、小さなこも包みがあるのです。はねのけてみると、——三人同時にぎょっとなりました。
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)