“からてんぢく”の漢字の書き方と例文
語句割合
唐天竺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そいぢや、どつか遠くへゆけばいいぢやないか、唐天竺からてんぢくへでも。」
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
行かれる物ならこのままに唐天竺からてんぢくの果までも行つてしまいたい、ああ嫌だ嫌だ嫌だ、どうしたなら人の声も聞えない物の音もしない、静かな、静かな
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この夜光の珠は、日本に類がないばかりでなく、唐天竺からてんぢくから南蠻なんばんにも珍らしいもので、これを一つ賣れば、南蠻紅毛の國では、何千兩、いや/\何萬兩にもなるといふことです。