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かしらぼり
ふりがな文庫
“かしらぼり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
冠彫
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冠彫
(逆引き)
西班牙(スペイン)フィリップ四世朝の宰相)の定紋が
冠彫
(
かしらぼり
)
にされている、豪奢な
講典杖
(
キャノニスチック・ケーン
)
をついていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
墓𥥔の周囲は、
約翰
(
ヨハネ
)
と鷲、
路加
(
ルカ
)
と有翼
犢
(
こうし
)
と云うような、十二師徒の鳥獣を
冠彫
(
かしらぼり
)
にした鉄柵に囲まれ、その中央には、巨大な石棺としか思われない
葬龕
(
カタファルコ
)
が横たわっていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
天蓋を支えている四本の柱の上には、
松毬
(
まつかさ
)
形をした
頂花
(
たてばな
)
が
冠彫
(
かしらぼり
)
になっていて、その下から全部にかけては、物凄いほど克明な刀の跡を見せた、十五世紀ヴェネチアの
三十櫓楼船
(
ブチントーロ
)
が浮彫になっていた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
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