“かけゆみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
賭弓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めずらしい幻術師が来ても、傀儡くぐつ師が来ても、賭弓かけゆみや賭剣術が催されても、野天のでんであった。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
賭弓かけゆみの競技が御所で二月にありそうでなかった上に、三月はみかどの母后の御忌月ぎょきづきでだめであるのを残念がっている人たちは、六条院で弓の遊びが催されることを聞き伝えて例のように集まって来た。
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
賭弓かけゆみの席には皇子がたの御元服あそばしたのは皆出ておいでになった。
源氏物語:44 匂宮 (新字新仮名) / 紫式部(著)