“おんさばき”の漢字の書き方と例文
語句割合
御裁判100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何しにその幸なものを、人間の手に罰しようぞ。これよりますます、『でうす』の御戒おんいましめを身にしめて、心静に末期まつご御裁判おんさばきの日を待つたがよい。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
まことにその折の景色の凄じさは、末期まつご御裁判おんさばき喇叭らつぱの音が、一天の火の光をつんざいて、鳴り渡つたかと思はれるばかり、世にも身の毛のよだつものでござつた。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)