“おひさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阿久50.0%
於久50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
製本屋のおかみさんと阿久おひさとを先に出懸けさせて、私は三十分ばかりして後から先になるように電車に乗った。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
露地ろじを入って右側の五軒長屋の二軒目、そこが阿久おひさの家で、即ち私の寄寓する家である。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「廿八日、晴。しほかえを伴ひ、隆白吉蔵をしたがへ、木賀松坂屋寿平治寓宿の於久おひさの病を診し、(中略、)一宿す。(中略。)隆白二僕は宮下に留守す。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)