“おだいこく”の漢字の書き方と例文
語句割合
梵妻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「補祭だつて?」と、語尾を引つぱりながら、南京木綿の表を付けた兎皮の外套トゥループを著こんだ梵妻おだいこくが、啀みあつてゐる女たちに詰め寄つた。
コンドゥラート神父の梵妻おだいこくのうちへ豚の姿で飛び込んで雄鶏とりの鳴き声をあげておいて、神父の帽子を頭にかぶりざま、もと来た方へ駈け去つただのと……。
補祭のオーシップ・ニキーフォロヸッチ(言ふまでもなく、それは梵妻おだいこくの不在の時に限るのだが)
この大きなガタ馬車は、通りから通りへと何度も曲った挙句、最後に、新田のニコライ寺という、小さな末寺のわきの、暗い横町へ入ると、祭司長の梵妻おだいこくの家の門前でとまった。