“おくげさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御公卿様50.0%
御卿様50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども先方は幕府の御直参、此方こちらは又る影もない陪臣だから手のけようもなく、旗本などに対してはその人の居ない処でも何様々々と尊敬して居るその塩梅あんばい式は、京都の御公卿様おくげさまを取扱うように
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ソレを巻きつけ髷をコワして浪人の様に結び其上へ頬冠りをして鉄砲をかつひで行きました。処が私は鉄漿かねを付けて居るから兵隊共が私の顔を覗き込んで、御卿様おくげさまだなどと戯謔からかつて居りました。
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)