“おおあじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
大味100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これならいくら採っても構わねえだよ、そううめえってわけにゃあいかねえが、まずくって食えねえってこともねえだ、そうさ、するめに似てんべえかな、大味おおあじだがするめっくれえには食えるだよ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
たいについて申しましても、四、五百もんめのところがちょうど美味本位に当たるので、一貫目から一貫目以上になると、非常に味が大味おおあじになります。
日本料理の基礎観念 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
魚はタコマで折々海へ釣りに行ったり、また大西洋岸のものも口にした事がありますが皆大味おおあじで、日本近海の肴のような美味うまいものはありません。川魚は一度も口にした事がありませんでした。
亜米利加の思出 (新字新仮名) / 永井荷風(著)