“おうとつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
凹凸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこにはヴァテカン美術館のそれにも劣らない一面の壁彫刻が微細に凹凸おうとつしていた。垂れ絹ドレイパリイはすべて五月の朝のSAVOY平野の草の色だった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
しかし、年をとるにつれて、樹皮がこぶだらけになり、凹凸おうとつができる一方、たくさんの短い枝が幹にあらわれるのである。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
そして十二日も雪に明け、十三日も雪に暮れ、十四日の大江戸は、ほとんど雪の底に丸い凹凸おうとつを示しているだけで、世間は終日ひねもす、ほとんど人声もしない。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)