“えなさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
恵那山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一日は一日より、白さ、寒さ、深さを増す恵那山えなさん連峰の谿谷けいこくを右手に望みながら、やがて半蔵は連れと一緒に峠の上を離れた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
もはや恵那山えなさんへは幾たびとなく雪が来た。半蔵が家の西側の廊下からよく望まれる連峰の傾斜までが白く光るようになった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
晴れにもよく雨にもよい恵那山えなさんに連なり続く山々、古代の旅人が越えて行ったという御坂みさかの峠などは東南にそびえて
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)