“うわずみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
上澄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その麹の中へ水を汲み込みそれをよく攪ぜて置き、そうしてその上澄うわずみからだんだん汲んで行くもあれば、またそのかすを絞り取って汁だけ売るのもある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
パチッと眼がさめるなんて、あれは嘘だ。濁って濁って、そのうちに、だんだん澱粉でんぷんが下に沈み、少しずつ上澄うわずみが出来て、やっと疲れて眼がさめる。朝は、なんだか、しらじらしい。
女生徒 (新字新仮名) / 太宰治(著)