“うりすえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
売居50.0%
売据50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さていよいよ移住と決心して出てからも、一時は千駄谷にいたが、下邸に火事があってから、はじめて五番町の売居うりすえを二十九枚で買った。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
そこで見張り旁々かたがたというので、引手茶屋の売据うりすえを買って、山下という看板をかけていましたが、ニタリ殿はますます狂う。抱えの芸妓げいしゃは、甘いと見るから、授けちゃ証文をかせましょう。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)