“うしどし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丑年90.0%
丑歳10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丑年うしどしの母親は、しまいそうにしていた葛籠つづらの傍をまだもぞくさしていた。父親が二タ言三言小言こごとを言うと、母親も口のなかでぶつくさ言い出した。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
此人の代に、「寛政五丑年うしどしより暫の間三人半扶持御減し當時三人半被下置」と云ふことになつた。一鐵の歿年は二種の過去帳が記載をことにしてゐる。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
というのは、師匠の息子は、丑歳うしどしの時に出来た子供であって、それが当年十四、五になっているが、これはまだ当面に立つことは出来ぬ。