“いんしゆいん”の漢字の書き方と例文
語句割合
引首印100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
禿筆とくひつを用ゐて作つた草体が奔放を極めてゐる。引首印いんしゆいんと知足のしもの印一顆とがある。是が一つである。今一つは清川安策の五古で、是は文淵堂の花天月地くわてんげつち中に収められてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
引首印いんしゆいんは「石香斎」、名のしもの二印は「館機」、「梅花深処」である。尚歯会に列した年、柳湾は七十五歳であつた。慊堂遺文の二序をけみするに漁唱詩の初集二集は当時既に刊せられてゐた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)