“いとより”の漢字の書き方と例文
語句割合
糸縒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附属物の彫金ちょうきん染革そめかわ塗師ぬし、かざり師、糸縒いとよりなどの諸職のなかで、元成は、下絵描きをやっていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おいおい、鍍金師ときんや、仕事は中止だ。塗師ぬしも彫師も糸縒いとよりも染革仕事も、一さい合財がっさい、この間の註文仕事は、みな見合せだよ。……すばらしい景気どころか、大騒動が来ちまったんだ」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)