“いとだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糸毯33.3%
糸玉33.3%
糸球33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遅れた連中は、空に、思いがけない最後の姿を描き、それから、糸毯いとだまのように丸く寄り合った群れのなかに一緒になってしまう。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
ありゃあ水神結びってね、早船乗りの舵子かこが、三十五反を風にやるめえとするえれえいわく因縁のある糸玉いとだまだあね。あれを一眼見てあっしもははあと当りをつけやしたよ。
彼女は軽くわたしの指をはじいて、——「手をまっすぐにしてらっしゃい!」——そう言って彼女は、せっせと糸球いとだまを巻きだした。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)