“あしかがぜい”の漢字の書き方と例文
語句割合
足利勢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時、正成の故事にならって、糞合戦くそがっせんを計画した。それを格子のところで実行した。母も、親戚も、村の人も散々な足利勢あしかがぜいであった……
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
山は燃え、河はさけび、この辺りを中心として、楠氏なんしの軍と、足利勢あしかがぜいとの激戦は、繰返され繰返されて、人皆が、冬野の白い枯木立のように、白骨となり終らなければまないかに思われた。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)