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あげだんご
ふりがな文庫
“あげだんご”の漢字の書き方と例文
語句
割合
揚団子
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
揚団子
(逆引き)
中野の原のお犬小屋をうかがい、
揚団子
(
あげだんご
)
を
撒
(
ま
)
いて、木の上に夜を明かしていた大亀や阿能十なども、いずれは、こうした時代の子にはちがいない。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
味噌久に背負わせて来た風呂敷には、犬どもの食欲をそそるにちがいない魚肉の
揚団子
(
あげだんご
)
が大きな
魚籠
(
びく
)
にいっぱい入っていた。味噌久を踏み台にして、阿能十が板囲いの内をのぞく。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古金銀の
隠匿
(
いんとく
)
で
闕所
(
けっしょ
)
になり、浮浪の仲間入りしている味噌久を、口のかたい男と見て、鼠捕り薬を入れた
揚団子
(
あげだんご
)
を背負わせ、人目につかぬ道まで苦労して、はるばるその決行に来たのだった。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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