“あけぼのちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
曙町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考えるには、青春の血が、あまりに暖かすぎる。目の前にはまゆを焦がすほどな大きな火が燃えている。その感じが、真の自分である。三四郎はこれから曙町あけぼのちょうの原口の所へ行く。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
氏は御宿を立つとき私の手紙を見なかつてこちらへ帰つて来ると同時に廻送されて曙町あけぼのちょうのお宅で見たと仰云ひました。
昭和六年からは「曙町あけぼのちょうより」という見出しで、豊隆の「仙台より」と、やはりだいたいひと月代わりに書いて来た。それがだんだんに蓄積してかなりの分量になった。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)