“あきもとたじまのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
秋元但馬守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……でそれ以来久しく消息を聞かずにおったところ、先頃、川越の秋元但馬守あきもとたじまのかみからちらと妙な噂を耳にしてな……
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駕籠かごはいま、秋元但馬守あきもとたじまのかみ練塀ねりべい沿って、はすはなけんきそった不忍池畔しのばずちはんへと差掛さしかかっていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
神田明神は祇園ぎおん三社、その牛頭ごず天王祭のお神輿みこしが、今日は南伝馬町の旅所から還御になろうという日の朝まだき、秋元但馬守あきもとたじまのかみの下屋敷で徹宵酒肴てっしょうしゅこうの馳走に預かった合点長屋の釘抜藤吉は
ここは徳川家の親屏しんぺい秋元但馬守あきもとたじまのかみが城主としてすわっている所です。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)