遺愛集いあいしゅう03 あとがき
春分の日が近い。そとには私の好きな菜の花が咲いているだろうか。この罪を犯してから六年になろうとしている。一日、一日がかけあしで過ぎた感がする。罪人の心が有形のもの、無形のものに育くまれ、その情に洗われた裸の思念が数百首の短歌となり、この「遺 …
題名が同じ作品
遺愛集:01 序 (新字新仮名)窪田空穂 (著)
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名)島秋人 (著)