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『柘榴の花』
ふりがな文庫
『
柘榴の花
(
ざくろのはな
)
』
万物の蒼々たる中に柘榴の花のかつと赤く咲きでたのを見ると、毎年のことだが、私はいつも一種名状のしがたい感銘を覚える。近頃年齢を重ねるに従つて、草木の花といふ花、みな深紅のものに最も眼をそばだて愛着を感ずるやうに覚えるが、これはどういふ訳であ …
著者
三好達治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
勝
(
がち
)
係蹄
(
けいてい
)
交々
(
こもごも
)
倥偬
(
こうそう
)
柘榴
(
ざくろ
)
藉
(
か
)
逼
(
せま
)