拾った詩ひろったし――或る人に告ぐる――――あるひとにつぐる――
なぜか知ら そぞろ歩みに誘われて 私もお祭りに加わります 誰ひとり街はずれのお宮へなぞゆくものですか みんなはこうして 涼しい夏の夜の風を浴びながら 当どもなく華やかな灯の下を さまよいます。 * 師団道路なんて 何て無意味な名前でしょう …