トップ
>
『笛と太鼓』
ふりがな文庫
『
笛と太鼓
(
ふえとたいこ
)
』
子供ができてから半年ほど経つと、国の母から小包がとどき、ひらいてみると、小さい太鼓と笛とが入つてあつた。太鼓には六十銭といふ赤縁の正札が貼られたままあつた。巴の紋のついた皮張りで、叩いてみると、まだ新しいだけよく鳴るのである。無器用な作りを …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約3分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
暗
(
くろ
)
除
(
と
)
択
(
よ
)
逸
(
そ
)
錻力
(
ぶりき
)
弄品
(
おもちや
)