あき
白雲のゆききもしげき山の端に 旅びとの群はせはしなく その脚もとの流水も しんしんめんめんと流れたり ひそかに草に手をあてて すぎ去るものをうれひいづ わがつむ花は時無草の白きなれども 花びらに光なく 見よや空には銀いろのつめたさひろごれり …
題名が同じ作品
(新字新仮名)蔵原伸二郎 (著)
(新字旧仮名)芥川竜之介 (著)
(旧字旧仮名)有島武郎 (著)