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『桔梗の別れ』
ふりがな文庫
『
桔梗の別れ
(
ききょうのわかれ
)
』
ある高原の避暑地。落葉松の森を背にしたテニスコートの傍ら。日が落ちて、橙色の雲の一塊が、雪をいたゞいた遠い峰を覆つてゐる。今テニスを終つたばかりの四人、そのうちの女二人は境笛子と母の杉江である。そして、二人の青年は、金津朔郎と酒巻深である。 …
著者
岸田国士
ジャンル
文学 > 日本文学 > 戯曲
初出
「令女界 第九巻第八号」1930(昭和5)年8月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
傍
(
かたは
)
萎
(
しを
)
桔梗
(
ききやう
)
敵
(
かたき
)
笛子
(
ふえこ
)
草叢
(
くさむら
)
酒巻
(
さかまき
)
金津
(
かなつ
)