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『年賀郵便』
ふりがな文庫
『
年賀郵便
(
ねんがゆうびん
)
』
新年の東京を見わたして、著るしく寂しいように感じられるのは、回礼者の減少である。もちろん今でも多少の回礼者を見ないことはないが、それは平日よりも幾分か人通りが多いぐらいの程度で、明治時代の十分の一、ないし二十分の一にも過ぎない。 江戸時代の …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「モダン日本」1935(昭和10)年1月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
賑
(
にぎわ
)
巷
(
ちまた
)
廃
(
すた
)
抛擲
(
ほうてき
)
殆
(
ほとん
)
視
(
み
)