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『椎の木』
ふりがな文庫
『
椎の木
(
しいのき
)
』
がけの上のひろい庭に、大きな椎の木がありました。何百年たったかわからない、古い大きな木でした。根かぶが張りひろがり、幹がまっすぐにつき立ち、頂の方は、古枝が枯れ落ちて、新たな小枝がこんもりと茂っていました。朝日がさすと、若葉がさわさわと波だ …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「赤とんぼ」実業之日本社、1946(昭和21)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凧
(
たこ
)
四隅
(
よすみ
)
椋鳥
(
むくどり
)
椎
(
しい
)
紐
(
ひも
)
題名が同じ作品
椎の木
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)