夏目先生が未だ創作家としての先生自身を自覚しない前に、その先生の中の創作家は何処かの隙間を求めてその創作に対する情熱の発露を求めていたもののように思われる。その発露の恰好な一つの創作形式として選ばれたのが漢詩と俳句であった。云わば遠からず爆 …
著者 | 寺田寅彦 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「漱石全集 第十三巻 月報第三号」1928(昭和3)年5月10日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約3分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約4分(300文字/分) |