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『水鳥亭』
ふりがな文庫
『
水鳥亭
(
みずとりてい
)
』
日曜の夜になると、梅村亮作の女房信子はさッさとフトンをかぶって、ねてしもう。娘の克子もそれにならって、フトンをひっかぶって、ねるのであった。 九時半か十時ごろ、 「梅村さん。起きてますか」 裏口から、こう声がかかる。 火のない火鉢にかがみこ …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「別冊文藝春秋 第一五号」1950(昭和25)年3月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間2分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間44分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仰有
(
おっしゃ
)
午
(
ひる
)
咒
(
のろ
)
抛
(
ほう
)
沁々
(
しみじみ
)
真鶴
(
まなづる
)
跫音
(
あしおと
)
鉈
(
なた
)