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『町内の二天才』
ふりがな文庫
『
町内の二天才
(
ちょうないのにてんさい
)
』
魚屋と床屋のケンカのこと その日は魚屋の定休日であった。金サンはうんと朝寝して、隣の床屋へ現れた。 「相変らず、はやらねえな」 お客は一人しかいなかった。源サンはカミソリをとぎながら目玉をむいて、 「何しにきた」 「カミソリが錆びちゃア気の …
著者
坂口安吾
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「キング 第二九巻第一四号」1953(昭和28)年12月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約26分(500文字/分)
朗読目安時間
約44分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
力
(
りき
)
倅
(
せがれ
)
午
(
ひる
)
向島
(
むこうじま
)
哩
(
マイル
)
店借
(
たなが
)
正坊
(
しょうぼう
)
源床
(
げんどこ
)