鐵幹、歌を作らず。しかも、鐵幹が口を衝いて發するもの、皆歌を成す。其短歌若干首、之を敲けば、聲、釣鐘の如し。世人曰く、不吉の聲なりと。鐵幹自ら以て、大聲は俚耳に入らずと爲す。其長歌若干首、之を誦するに、壯士劍に舞へば、風、木葉を振ふが如し。 …
著者 | 正岡子規 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
初出 | 「東西南北」1896(明治29)年7月10日 |
文字種別 | 旧字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |