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『庭さきの森の春』
ふりがな文庫
『
庭さきの森の春
(
にわさきのもりのはる
)
』
濱へ出る漁師たちの徑に沿うたわたしの庭の垣根は、もと此處が桃畑であつた當時に用ゐられてゐた儘(まま)のを使つてゐる。杭も朽ち横に渡した竹も大方は朽ちはてゝゐるのであるが、其處に生えた篠竹やその間に匐(は)うてゐる蔓草のために辛うじて倒壞を免 …
著者
若山牧水
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
楝
(
あふち
)
儘
(
まま
)
匐
(
は
)
楢
(
なら
)
櫨
(
はぜ
)
眞書
(
しんがき
)
虎杖
(
いたどり
)
齒朶
(
しだ
)