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『まよわし』
ふりがな文庫
『
まよわし
(
)
』
わが思ふ女ありやなしや。 まよわしきかな。 夕暮の窓にもたれて、蒼白き息ふく われも、またありやなしや。 あな、うたがわし。 蚊のなく声を、君がかなしき唄とや きかむ。 柔風の木の葉にすがる、たわふれを、 君が鬢のほつれとやきかむ。 淋しき …
著者
漢那浪笛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 詩歌
初出
「沖縄毎日新聞」1911(明治44)年1月12日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
墓
(
ほと
)
静
(
しづ
)
夕
(
ゆふ
)
蒼白
(
あをじろ
)
女
(
ひと
)
柔風
(
なよかぜ
)