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『富士に就いて』
ふりがな文庫
『
富士に就いて
(
ふじについて
)
』
甲州の御坂峠の頂上に、天下茶屋という、ささやかな茶店がある。私は、九月の十三日から、この茶店の二階を借りて少しずつ、まずしい仕事をすすめている。この茶店の人たちは、親切である。私は、当分、ここにいて、仕事にはげむつもりである。 天下茶屋、正 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「国民新聞 第一六八三五号」1938(昭和13)年10月6日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約4分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
巧
(
たくみ
)
咫尺
(
しせき
)
所謂
(
いわゆる
)
溜息
(
ためいき
)
烈
(
はげ
)
羊羹
(
ようかん
)
華厳
(
けごん
)