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石竹色
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せきちくいろ
ふりがな文庫
“
石竹色
(
せきちくいろ
)” の例文
☆
石竹色
(
せきちくいろ
)
の
雲
(
くも
)
が、
鏡
(
かがみ
)
のような
北
(
きた
)
の
空
(
そら
)
に、あらわれたかと
思
(
おも
)
うと、それが
天使
(
てんし
)
の
舞
(
ま
)
っている
姿
(
すがた
)
となり、やがて、
小
(
ちい
)
さくなって、
鳥
(
とり
)
のようになり、そして、
消
(
き
)
えてしまった。
高い木と子供の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
若侍は美しく耳まで
石竹色
(
せきちくいろ
)
に染めて眼を輝やかした。
斬られたさに
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
最も美しい
石竹色
(
せきちくいろ
)
は確かに
蟇
(
ひきがえる
)
の舌の色である。
侏儒の言葉
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
この
瞬間
(
しゅんかん
)
にも、せめて
思
(
おも
)
いきり
高
(
たか
)
く
上
(
あ
)
がって、
自由
(
じゆう
)
に
飛
(
と
)
べたらという、あこがれが
胸
(
むね
)
の
中
(
なか
)
を、わくわくさせました。やがて、
空
(
そら
)
は、
石竹色
(
せきちくいろ
)
から、オレンジ
色
(
いろ
)
と
変
(
か
)
わって、
暮
(
く
)
れかかったのであります。
太陽と星の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
☆
石竹色
(
せきちくいろ
)
──
石竹
(
せきちく
)
の
花
(
はな
)
の
色
(
いろ
)
。うすい
紅色
(
べにいろ
)
。ピンク。
高い木と子供の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“石竹色”の解説
石竹色(せきちくいろ)はナデシコ科の植物セキチクの花のような淡い赤色のことである。
セキチクは中国原産種で主に観賞用に栽培され、その花は赤や白やそれらの色を組み合わせた模様など多くの種類が存在するが、色名としては桃色に近い花の色のことをさす。撫子色、ピンクとほぼ同じ色合いであり、同様の語源を持つ。英語ではチャイニーズピンク(Chinese pink)という。
(出典:Wikipedia)
石
常用漢字
小1
部首:⽯
5画
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“石竹”で始まる語句
石竹
石竹畠