“鋳掛屋”の読み方と例文
旧字:鑄掛屋
読み方割合
いかけや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「近頃、あの家の者か、出入りの者で、鍵を拵えさせた者はないだろうか、山の手一円の鍛冶屋かじや鋳掛屋いかけやを、ごく内緒で調べて貰いたいんだが——」
芝、田町たまち鋳掛屋いかけや庄五郎が川崎の厄除やくよけ大師へ参詣すると云って家を出たのは、元治元年三月二十一日の暁方あけがたであった。
半七捕物帳:45 三つの声 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
唐金からかねなべしろみを掛けるようなもので、鋳掛屋いかけやの仕事であるが、塩酸亜鉛があれば鉄にも錫が着くと云うので、同塾生と相談してその塩酸亜鉛を作ろうとした所が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)