“醤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょう30.0%
ひしほ30.0%
こんず10.0%
もろみ10.0%
したじ10.0%
ひしお10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南国の孤島において、しょう委員長は、あいかわらずの裸身はだかで、事務をっていた。例の太いひげはもう見えない。
しよりえてよみしに、○塔不剌たふふらとありてちゆうに○ねぎさんしよ○油○ひしほいりつけあとよりあひる或は雞○をいれ、慢火ぬるひにて養熟しあげるとあり。
そとはいいて二百文を擲出なげだあたうれば、味噌もなしこんずもなしという。また五十文を与う。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
それからまた岱水では「もろみのかびをかき分けて」というのと、巻はちがうが「月もわびしき醤油しょうゆうかす」というのがある。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「鞭が厭なら、泥を調ってしたじをこしらえるか、それとも身のたけ三丈の鬼になるか、どっちでもその方のいい方にするがいい」
太虚司法伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
たでの穂にひしおかびをかき分けて 岱水たいすい
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)