“辛々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からがら46.7%
から/″\20.0%
いらいら6.7%
からから6.7%
から/\6.7%
やうやう6.7%
やう/\6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ悪象ファッツに走り懸ると彼奴かやつ今吐いた広言を忘れ精神散乱して杼も餅も落し命辛々からがら逃げ走る、その餅原来尋常の餅でなく
皆んなで止めるのも聽かず、小僧の龜吉をつれて横町の風呂へ行つたまでは宜かつたが、歸りには覆面ふくめんの曲者三人に取卷かれ、命辛々から/″\逃げ出した
「冗談じゃない。津多子を鎖じ込めた文字盤に、暗号でもあるのなら別だがね。しかし、あの女の訊問なら後でもいいだろう」と熊城は、不同意らしい辛々いらいらした口調で云うのだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
この作品はぎりぎりの十月十二日に送り出して辛々からからに合わせたのでしたが、随分こんをつめました。
「草紙洗」を描いて (新字新仮名) / 上村松園(著)
私の家まで辛々から/\避難して来て、庭の柘榴の木の下で産気さんけづいて、産後が悪いとかで、今は病院に入つてゐた。
余震の一夜 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
凸凹でこぼこ石高路いしだかみち、その往還を右左から挾んだ低い茅葺屋根が、およそ六七十もあらう、の家も、何の家も、古びて、穢くて、壁が落ちて、柱が歪んで、隣々にのめり合つて辛々やうやう支へてる様に見える。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
凹凸でこぼこ石高路いしだかみち その往還を左右から挾んだ低い茅葺屋根が、凡そ六七十もあらう。の家も、何の家も、古びて、穢なくて、壁が落ちて、柱が歪んで、隣々にのめり合つて辛々やう/\支へてる樣に見える。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)