辛々やう/\)” の例文
凹凸でこぼこ石高路いしだかみち その往還を左右から挾んだ低い茅葺屋根が、凡そ六七十もあらう。の家も、何の家も、古びて、穢なくて、壁が落ちて、柱が歪んで、隣々にのめり合つて辛々やう/\支へてる樣に見える。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)