“読者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どくしゃ22.2%
よむもの22.2%
どくしや11.1%
ドクシャ11.1%
あなたがた11.1%
おかた11.1%
フアン11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
索引さくいんは五十おんわかちたり、読者どくしゃ便利べんり正式せいしき仮名かなによらず、オとヲ、イとヰ、のるいちかきものにれたり
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
貧民等ひんみんらおそれてたちさり、ものゝかげより見居たるに、此ものつひいそにうちあげられしを見て人々立よりみたるに、文字はあれども読者よむものなく、是は何ものならんとさま/″\ひやうたるをりしも
読者どくしやよ、かくのごときはみづうみ宮殿きうでんいたきざはしの一だんぎない。片扉かたとびらにして、うつたる一けいさへこれである。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ヨキ文章ブンショウユエ、ワカ真実シンジツ読者ドクシャ、スナワチチテ、キミガタメ、マコト乾杯カンパイイタイッ! トビアガルホドノアツキ握手アクシュ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
親父が寝付いたに内職を致すのだから何程の工銭こうせんも取れません、売り喰いに致して居りましたが、末には、何うも致方がない、読者あなたがたは御存じがありますまいが、貧乏人の身にある事で米薪が切れる
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そういう皮肉な読者おかたには弱る、が、言わねば卑怯ひきょうらしい、裸体はだかになります、しからずんば、辻町が裸体にされよう。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
詩人 あ、鴨子かもこ嬢だ。僕の天使だ。僕の詩の唯一の読者フアンだ。上り給へ。(出て行つて、若い女の手を引張つて来る)
世帯休業 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)