“語出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたりだ44.4%
かたりい33.3%
かたりいだ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稽古(けいこ)の男は小稲半兵衛(こいなはんべゑ)をさらつた後(のち)同じやうなお妻(つま)八郎兵衛(はちろべゑ)の語出(かたりだ)しを二三度繰返(くりかへ)して帰つて行つたのである。蘿月(らげつ)は尤(もつと)もらしく坐(すわ)り直(なほ)して扇子(せんす)で軽く膝(ひざ)を叩(たゝ)いた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
われ生来多病なりしかどその頃は腹痛む事稀なりしかば八重が頻(しきり)にかの草の効験(ききめ)あること語出(かたりい)でても更に心に留(と)むる事もなくて打過(うちす)ぎぬ。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
先生は更にわが方(かた)には見向きもしたまはず破笠子を相手に今朝(こんちょう)巴里(パリー)の川上(かわかみ)(壮士役者音二郎が事なり)より新聞を郵送し来(きた)れりとて巴里劇界の消息を語出(かたりいだ)されぬ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)